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誰がために

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マンガ執筆作業のBGMのために、よくyou tubeでアニメソングなどを探して聞いています。
先日、懐かしのアニメソングをいろいろとサーフィンしていて、「昭和版」で「カラー版」の「サイボーグ009」の主題歌だった「誰がために」を見つけました。
カラオケに行ったら「真っ赤なスカーフ」と並んで必ず絶唱してしまう、大好きなアニソンです。
しかも、2012年に新しくカバーされたバージョンで、曲もさることながら、バックの映像が昨年公開された009の新作映画「009 RE:CYBORG」のものでした。

今をときめく「IG」制作版の009は、石ノ森章太郎が未完のまま世を去った、009の話の帰結に迫る内容を、最新のコンピュータ・アニメーション技術を駆使して、迫力満点に描き出した作品とのことでした。
ただ、興行的にはそれほど振るわず、既存の009ファンや石ノ森ファンへのアピール不足…という風にキネマ旬報などでは評価されていました。
たしかに…私自身、制作の話は聞いてはいましたが、劇場公開時点でほとんどノーマークでした。
むしろ新デザインのキャラによるペプシのCMの方がインパクトあったように記憶しています。

でも、断片ではありますが、あらためて画像を見てみると、これがなかなか面白そうです。ぜひ一度全編を見てみたいと思いました。
キャラデザは完全に一新…というか、それぞれのキャラの特徴はある程度残しながらも、よりシリアスでハードボイルドな感じに仕上がっています。
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特に紅一点の003…フランソワーズは気になりますね。
003の能力である索敵や探索は、戦術上非常に重要な意味を持つのですが、しかし過去の作品ではどちらかというと009に守られているか弱い女の子、あるいは001の子守り役的なイメージが強かったように思います。
しかし今回の作品では「9人の戦鬼」の一人として、かなり硬派な格好いいイメージですね。
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輸送機からダイブするシーンなどは、どこかで見たような…そう、IGの出世作である「攻殻機動隊」の草薙素子的なフランソワーズという印象です。

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また、ジョーとのかなり濃厚なラブシーンもあるようで、大人の女度全開みたいです。
ちなみに平成TV版の009では、00ナンバーのサイボーグは製造順に番号がふられていて、003は009よりも相当昔にサイボーグ化されたという設定でした。
サイボーグ化されて以後は見た目上は全く老化しないので…
「中身はあなたよりもはるかにおばあさんなのよ」的な表現があったと思います。
そして、今回の新作の企画にあたり、当初、押井守が監督することになっていましたが、押井氏がどうしても「58歳のフランソワーズを描きたい」と言って譲らず、結局他のスタッフと意見が合わずに監督を降りるということがあったそうです。
中身的に58歳というのはありかもしれませんが、見た目も…となるとたしかにあまり見たくないかもです。

逆に、もし外見や肉体を若いままで保てるのであれば、人間は精神をいつまでも若いままで保つことも可能なのでは?とも思います。
少なくとも自分は、精神年齢が中二の時点から変化していないと思っているし、もし肉体の老化とのギャップが(例えばサイボーグ化とかで)なくなるとすれば、この精神年齢をずっと保てるのではないだろうか…できればそうありたいと思っています。
サイボーグ戦士たちは、その老いないボディーゆえにいつまでも熱い思いで戦えるのだろうし、同時に、いつまでも熱い思いで戦い続けなければならない…そういった悲哀が、この話の一つのテーマともなっていると思います。
いつまでも若く熱い思いでマンガや小説などを作れれば本当に素敵なのですが、戦い続けるというのは本当に悲しいです。

動画のレベルでちょっと気になるのは、やはりコンピューターアニメーションの独特のぎこちなさでしょうか。
一口にコンピューターと言っても、色塗りをコンピューターでしていて、動画(線画)の一枚一枚は人が描いているものは、現在でも主流のようです。
しかし肉体のデータをコンピュータに入れてしまって、動きそのものをコンピューターに再現させるというのが、最近のフル・コンピューター・アニメーションの考え方のようです。
でもどうしてもその動きには、これまでのアニメとも、実写とも違う、微妙なぎくしゃく感があります。
また肉体のフォルムも、どこかマネキンとかフィギュアのような、人造樹脂的な硬さを感じさせるものになってしまうきらいがあります。
これは今期放映中の「シドニアの騎士」などでも同様に言えることで、最初見た時に非常に「見にくい」印象を受けました。

ただ、人間の目というのは大したもので、しばらく見ていると、そういった不自然な動きを頭の中で「補正」して見れるようになってきます。
人形劇の操り糸や人形の動き、歌舞伎の黒子といった「不自然な要素」を、いつのまにか脳の中で「背景化」して、ストーリーの世界にのみ入っていってしまえるのと同じ原理ですね。
つくづく人間の脳ってすごいと思います。
ただ、できることなら、アナログ・アニメなみの「自然な動き」をフルコンピュータでも再現できるようになってほしいとは思いますが。

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そしてつくづく思うのは、「加速装置ってすごいなぁ」ってことでしょうか。
ジョーが核爆発の爆心地にいながら、背後から迫る核爆発の衝撃波から「走って」逃げ切るシーンや、飛来する複数のトマホーク・ミサイルに、まるで義経の八艘とびのように一瞬のうちに次から次へと飛び移ってレーザーガンを打ち込み、空中で撃破してしまうシーンなどは、すさまじい迫力でもう鳥肌ものでした。

009という作品世界への思い入れが強い人が非常に多いだけに、新機軸での作品化が支持を得にくいという状況はあると思います。
しかしながら、今流行の「実写化」などに比べれば、一アニメファンとしては非常に歓迎すべきチャレンジだったと感じます。
そしてこれからも、どんどんこういったチャレンジに期待したいと思っています。
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katsuo8740

Author:katsuo8740
コスチュームフェチサイト「カツオ私設ギャラリー」を主催するカツオの近況報告スペースなので、一応「アダルト」ジャンルではありますが、メインはアニメ(その他)関連のよもやま話(独善的「語り」)です。

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