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系外惑星(前編)

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宇宙って意外に近いのをご存知でしょうか?
大阪から「宇宙」までって、実は大阪から名古屋行くよりも近いんですよね。
単純に方向が水平か垂直かの違いだけです。
大阪に限らず地球上のどの場所からでも、その上空100kmはもう宇宙なのです。
我々人類をはじめとする全ての生物は、この地球の地表からわずか100km以内(エベレスト山頂が平均海水面からの高度で9km弱なので、実質的には10km以内)の、薄皮のような層にへばりついて生きてる訳で、そのすぐ外はもう広大で限りなく真空に近い宇宙空間なのです。

ただし、重力加速度というのは強大です。この力を振り切って宇宙に飛び出すにはとてつもないエネルギーが必要なことは、ロケット発射などを見ればおわかりいただけると思います。
シャアに言われるまでもなく、人は地球の重力に魂を引かれて当たり前の存在なのです。
この重力のおかげで空気と水が地球の表面を極薄のベールのように覆い、そこで我々生命は誕生、生活することができています。
本当にかけがえのない宇宙のオアシスなのです。

しかし、この地球が宇宙の中でどの程度「かけがいえのない」存在なのかを知りたいという欲求は、ここ100年以上の間、人類を虜にしてきた命題でもあります。
我々は完全に孤独な存在なのか? あるいは「We are not alone.」なのか?
つまり、地球のように生命が発生し、生物が生息し、よしんば人類のような「知的」な生命体が存在する天体が、この地球以外に宇宙には存在するのか否か。
科学者も、ロマンチストも、SFファンも、UFO信奉者も、オカルト主義者も、アニヲタも、ごく一般の人でさえ、「宇宙人はいるのか?」「地球外に生命は存在するのか?」という命題への関心は一様に高いと思います。
これは人類という生物種が、潜在的に「同胞を探す」という欲求をもつ生き物だからかもしれません。

今の所、その結論は出ていません。肯定、否定、どちらについても物的、科学的証拠はまだ一切発見されていないのです。
太陽系内では、月にも、火星にも、彗星にも、小惑星にも、まだ生命およびその痕跡と断定できるものは発見されてはいません。
木星、土星、海王星、天王星といった巨大惑星の衛星には、内部に液体の海がある可能性を持つものが見つかってはいますが、その現地調査はいったい何十年後になるかわかりません。
地表面に液体の水が存在しうる、適度な温度と重力をもつ惑星(および衛星)が、太陽系には現状では地球1個しかないという点で(太古には火星の地表にも液体の水があったという説が有力ですが)、太陽系内に地球外生命を発見するのは絶望的だと考える学者も多いようです。

では、太陽系の外・・・広大な銀河系宇宙の中ではどうでしょうか?
ところが、かつては、太陽以外のよその恒星に惑星があるかどうかを調べるのは至難の業でした。
地球上のどんな巨大な望遠鏡で観ても、太陽以外の恒星は距離が遠すぎて、「丸く」は見えません。ただの光の点でしかありません。
仮にそのまわりを小さな惑星が公転していても、自ら発光しないそれらを発見することはまず不可能でした。
唯一の方法は恒星の「ふらつき」を観測する方法。
つまり、恒星の周りに何らかの天体が回っていれば、目には見えなくてもその天体の重力の影響で、主星である恒星もごくわずかに左右に揺らめくのです。
もしそれを観測できれば、その星の周りには見えない天体が回っていることが推測できます。

ただ、そのふらつきも非常にわずかなので、太陽からごく近い恒星でしかわかりません。
しかも惑星の質量が小さければふらつきもごくわずかなので、ある程度巨大な惑星が回っている時にしかわからないというものでした。
20世紀後半には、太陽から比較的近い銀河系内(それでも1000光年もの範囲ですが)に、木星型の巨大惑星を持つと考えられる恒星がいくつか発見されました。
けれど、木星型のガス惑星には生物は存在しにくいということが、我々太陽系での経験からは推測されます。
やはりできることなら地球型の「岩石惑星」の存在を確認したい・・・

しかし近年、天体観測技術は飛躍的に向上しました。
空気の影響を全く受けない宇宙空間に望遠鏡を周回させて、可視光線だけでなく、電磁波、X線などの精密観測も合わせて行い、これまで考えられなかった高精度で他の恒星系の様子を観察できるようになってきたのです。
そして先月、NASAがわざわざ全世界に予告まで出して、重大発表の記者会見を行いました。
地球から39光年の距離にある「トラピスト1」という恒星に、いくつかの「地球型」岩石惑星を発見し、しかもそのうちの少なくとも3つには、液体の水が存在する可能性があるというものでした。
もちろん、だからといって、この惑星に生物や宇宙人がいるということではなく、あくまで「存在しうる」ということでしかないのですが、それでも大発見は大発見です。

実は、衛星軌道上からの天体観測が本格化したこの10年ほどの間に、地球型惑星は他にも沢山発見されています。
ただ今回の発見がすごかったのは、距離が39光年と比較的近いがゆえに、観測の精度が非常に高く、7つの惑星の質量、大きさ、主星からの距離、公転周期などがかなり正確に割り出されたことです。
これらのデータによって、同じ推測ではあってもかなり高い精度で「液体の水が存在可能な地球型岩石惑星」が3つ発見されたことは、非常に注目すべきことだと言えるのです。
けれど懸念材料がない訳ではありません。
(後編につづく)
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katsuo8740

Author:katsuo8740
コスチュームフェチサイト「カツオ私設ギャラリー」を主催するカツオの近況報告スペースなので、一応「アダルト」ジャンルではありますが、メインはアニメ(その他)関連のよもやま話(独善的「語り」)です。

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